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Breeding 繁殖

レオパを飼っていると、一度は試したくなる繁殖。
でも2009年現在、動物愛護法に基づき、資格が無いと販売は出来ません。
里子(無料)だとしても、年間2匹以上or2回以上、他の人に渡すのは法律違反になります。
レオパは、一回の交尾で、数週間おきに2個を生み、それを3~10回繰り返します。
全部孵ったら・・という万が一の事も考え、”計画的に”行ってください。

と言いつつ、私もまだ繁殖をした事がありません。やるとしたら来年以降かな。
よって以下に記載する内容は、見聞きした事をまとめた自分用の備忘録にもなっています。

適齢期

早ければ6ヶ月で、産卵可能な身体になります。
図らずとも、まだ子供だから・・と♂♀一緒に飼っていると、いつの間にか、卵を産んでしまいます。
未熟な身体に卵を持つと、栄養(特にカルシウム)が卵に吸い取られ、母体に栄養が回らなくなる、卵詰まりしやすくなる、など良い事がありません。
安全(安心)して産ませられる月齢は、8ヶ月以上 or 1.5歳以上 or 2歳以上の子のようです。(人によって、これだけの差があります)
というのも年齢だけで無く、体重も関係してくる為、と思われます。
体重で言えば、最低40g or 50g or 60g以上。これも人によってまちまち。
なので、数多くの資料や体験談を読んだ上で、自分なりの指標を作ることが必要な様子・・・という事で私も、自分なりの指標を作ってみました。
↓↓以下、5つの条件を全て満たすこと↓↓

  • 8ヶ月以上
  • 体長20cm以上
  • 40g以上になってから4ヶ月以上経っている事(体重を測っていなければ、4ヶ月経ってもサイズがほとんど変わっていない事。要は、大人サイズになっている事)
  • 50g以上
  • 尻尾が太く、脇ぷよも見え隠れすること
ショップから購入したうちの子達が、この条件を全て満たす頃には・・・1.5才近くなってそう。 ショップでは、ギリギリまで餌の量を抑えているので、ショップにずっと居る子は身体も小さいままです。(ex.8ヶ月で17g)
餌を食べさえすれば、すぐ大きくなるので問題ありませんが、もっと小さい頃から餌を多く貰って身体も大きくなってきた子より、何もかもが遅いのは仕方ないかな、と思います。
人により色々な説があるものの、全員共通であることは「健康である事」でした。

クーリング

クーリングとは、一定期間、低い温度にレオパを晒して半冬眠状態を作り、レオパの発情を促す事です。
クーリングにより、孵化成功率が高くなりますが、親にする子達を危険に晒す行為でもある為、リスクがあります。
実際、クーリング中に亡くしてしまった、という話はよく聞きます。
WC(野生で生まれた子達)は、クーリングしないと発情しにくいようですが、 CB(歴代人に育てられた子達)は、万年?発情してる、と言われてます。それでも、クーリングした方が孵化する確立が高いようです。
しかし、人によりクーリングの設定温度や期間が違う為、どこまでやればクーリングとなるのか、のラインが私には見えてきません。

よって、ここに聞きかじった事を記載しますが、私は行わない予定です。(趣味の範囲でしかやらないので)
↓↓クーリング方法↓↓

  • 対象の子の尻尾が太く、健康であることを確認
  • 最後に餌をあげてから、糞するのを確認
  • サーモを、週1~2℃ずつ下げていく
  • 通常管理の温度より、5~10℃下がるまで下げること(20℃以下には絶対しない事!)
  • 目的温度まで下がったら、そのまま1~2ヶ月。餌は与えないが、水は切らさないこと
  • 1~2ヶ月の間で、尻尾が見るからに細くなってきたりした子は、すぐにクーリングを中止させること
  • 1~2ヶ月経ったら、5~10℃一気に温度をあげ、数日後から餌を与えると、発情しているそうです
やるなら♂♀共にクーリングした方が良く、低温度に晒した♂♀は黒化します。
どこぞのサイトで、毎年クーリングさせて卵を産ませているアダルトを、常に販売しているのを見ましたが、 ノーマルでも真っ黒でした。 また、いくらクーリングする、と言っても20℃近くまでは大丈夫ですが、20℃以下では生命の危機になります。 くれぐれも温度管理はしっかりと。
ただ、他で聞いた話では、空中温度が25℃以下では肺炎になる可能性も出てくるそうで・・・。
大丈夫、という方は湿度なり、温度勾配なりが適切だったから、大丈夫だったのかもしれませんし、別の要因が・・不明です。

相性

レオパにも、相性があります。
しゃべってくれないので、態度で判断して下さい。
他、遺伝子的相性もあるようですが、こればっかりは生まれてみないと判りません。
性格の相性は、見ていると面白い位、各♂に対して態度の違う♀も居ます。
相性が合わない場合、喧嘩になって尻尾が切れてしまう事故もあるようなので、要注意です。

成功する場合

  • ♂が、尻尾をビビビビッと鳴らし、♀に近づく
  • ♂が、♀の尻尾から頭までを噛み付きながら、横に寄り添う
  • ♀が、尻尾を持ち上げる
  • :*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:

成功しない場合

  • ♂が、知らん振り
  • ♂(or♀)が、威嚇して近寄らせない
  • ♂♀が、喧嘩をしはじめる

たまたまその気が無かったのかもしれません。
1週間後に試す、もうちょっと狭い所でお見合いさせると、上手くいく事もあるそうです。
喧嘩を安全に止める方法は、水をかける事です。心配な方は、霧吹き片手に見守って下さい。
※もちろん、水をかけた後は拭いてあげて下さいね♪

お見合い期間

人によって様々。
安全なのは、同居させたらずっと見ている事。でも無理ですよね~。
その子その子の状態に合わせ、↓の好きな方法で良いかと思います。

  • 同居させたら観察し、成功or失敗したら(30分位で)すぐ取り出す。成功しても(念のため)、後2回位、同じように同居させる
  • 同居を数日(3日位?)させた後、個別管理に戻す
  • ずっと同居させる(あまりおススメされない)

「ずっと同居」は、♂1♀1だと♀が疲れすぎちゃう事があるらしいです。問題無ければOKでしょう。
♂1♀複数だと、どの子が成功してて、どの子が産んだのか判らない、ポコポコうまれすぎて困る、という問題がありおススメされてません。
業者の方は、♂1対♀3~10のセットで同居させ、繁殖を行っているようです。

また、複数の♂と別々で会わせても良いようです。ただその場合、生まれた卵は、どちらの子か判りません。
レオパ♀は、成功すると身体の中に蓄えてチョットずつ使うので、混じっちゃうと、♀にも判らなくなるそうです。

同居方法

♀を♂のゲージに入れるか、逆か、新天地?の方が良いのか・・・。
コレも、人によりけり(レオパによりけり??)です。
♀を♂のゲージに入れた方が、♂がやる気になりやすい、という人も居れば、
♂を♀のゲージに入れた方が、♀の状態が良い、という人も居ます。
その子その子に合わせてあげて下さい。

成功したら

数週間後から、卵を1~3個産みます。大概2個。それが数ヶ月続くので、産卵箱をケージ内に置いてあげて下さい。
産む前日は、何も食べなくなる子も居れば、普通に食べる子も居ます。
どちらにしろ、体力とカルシウムを多く消費しているので餌を食べるだけあげて、痩せ細らないように気を遣ってあげて下さい。
ピンクマウスを食べてくれると立ち上がりが早いので、食べるようだったらあげて下さい。目安は、産後1匹~、毎週数匹まで。

卵は、産卵箱の奥底に埋められている事が多いです。そぉっと掘り返して、孵化器に移して下さい。
決して、鶏の卵並みに硬いものでは無いので、注意が必要です。
そのままでも、生まれる可能性はゼロでは無いと思いますが、聞いた事無いです。(親の住んでいるケージを、孵化器並みに管理すれば、いける気もするのですが)
ただ、例えそのまま生まれたとしても、親が食べちゃう?!可能性があるので、孵化器に移す事をおススメします。
また、生み落とされた上下のまま、保管しないと死んでしまうと言われています。
が、生み落とされてから数時間?~1週間は、回転させても大丈夫らしいです。(ソースが少ないので、よく判りません)
あえて危険な事はしなくて良く、水性マジック等で目印をつけてから、上下を変えずに移動した方が良いでしょう。
もし転がしちゃって上下が判らなくなった場合、水にそっと沈めると、正しい上下で沈むそうです。

産卵箱

用意した方が良いです。が、常に使ってくれるとは限りません。
産卵間近になったら、毎日、レオパ部屋の隅々まで卵が無いか、探して下さい。
その内、お母さんの態度や身体つきで、生んだかどうか判るようになるカモ。

産卵箱は、レオパが入れる大きさ(20×10×10~靴箱サイズ)の箱に、濡らした土などを入れておくのが一般的です。
箱は、タッパーを使う方が多く、タッパーの上蓋に、レオパが出入り出来る程度の穴を開け、中に数センチの用土を引きます。
用土を濡らす際、ザルに入れておいて上から熱湯をかけ、冷めてから使うとカビにくくておススメです。
用土の種類は、以下の通り。

  • バーミキュライト(小粒タイプ)
  • 赤玉(小)(ふるいにかけ、微塵を取り除いたもの)
  • パーライト(水加減が難しいかも)
  • 水ゴケ(土じゃないけど、コレでも良し。よく絞って使いましょう)
  • 上記を混ぜたオリジナル

卵の管理

生まれた卵には、無精卵と有精卵があります。
字の通り、無精卵は、いくら保存しても生まれません。初卵に、無精卵が多いようです。
有精卵であれば、生まれてくる可能性があります。
有精卵でも、何らかの原因(不明)で駄目になる事があり、それはどうにも出来ないので、中の子の力を信じるより仕方ありません。

最初 or 途中から凹んでいても、生まれる子は生まれます。
カビたら駄目な可能性は高くなりますが、そっとふき取って様子を見て下さい。濡らしたティッシュでふき取ってもすぐカビる場合、(自己責任で)ウェットティッシュでふき取り、すぐ水で濡らしたティッシュでふく、という手もあります。

無精卵/有精卵の見分け方として、キャドリングというのがあります。
キャドリングとは、卵をペンライト等で照らし、透かし見る事です。
生まれてから数週間後、無精卵は、黄色く見え、有精卵であれば、ピンクor血管が見えます。2週間目で曖昧、3週間経てば判るようです。

上手くすれば、30~60日後に(保管温度による)、かわいいベビーが見られます。

卵の管理方法ですが、7~9月頃であれば、下手に凝るより産み落とされたまま放置、の方が孵化率が高い、という方が居ますが、それは孵化の条件が揃っている良い環境に親が居る、という事だと思います。
季節も限定されていますので、下記には、凝った(きちんとした?)様々な管理法を記載します。

  • 卵の管理(孵化器) : 温室や自作など
  • 卵の管理(容器) : 卵を入れる容器
  • パーライト(水加減が難しいかも)
  • 水ゴケ(土じゃないけど、コレでも良し。よく絞って使いましょう)
  • 上記を混ぜたオリジナル

卵の管理(孵化器)

製品化した孵化器を買うと7万以上する為、自作する人や、温冷庫を使う人、温室内で管理する人など、様々です。
極力、日々の温度差が無い方が奇形の子を出しにくいので、出来る限りの方法を使いましょう。
奇形の子は、近親同士でもそうで無くても、一定の割合で出る、とも言います。しかし、出したく無いですよね。
出さない為には、近親交配を4世代以上続けない、卵を一定の温度で管理する、高温(32℃以上)管理しない、奇形を出したペアは、二度と組み合わせない事が大切なようです。 (「近親交配を4世代」と言っても、元々の血が濃いので、どこが始まりなのか・・・不明です)
自作は、発泡スチロールの箱に空気穴を空け、天井にサーモ付きヒーターを入れればOK。他の方のHPに写真付で詳しくのっていたので、ここには載せません。
温冷庫は、物によりけりです。しかし、厳密な温度管理はしてくれないので、前評判をよく調べてから購入して下さい。
温室がある方は、それで十分ですし、水槽を温室代わりに使う事も可能。
どの形であれ、卵の一番近くで温度を測り、自分の理想温度を保てるよう、調整して下さい。

卵の管理(容器)

専門の孵化器を使用する以外では、土を容器に入れ、その容器を温室なりに入れます。
この容器は、タッパーが使用される事が多いようです。
タッパーの蓋に、針穴を1~複数空けて閉める、またはラップして針穴を1~複数空ける、タバコで穴を開けるなど様々ですので、やってみて、湿度の溜まり具合で(天井に水滴がつかない程度に)調整した方が良いでしょう。
他、生まれたベビーの移動を考え、タッパーの中に、更に小さいカップを用意し、その中に土&卵を1つずつ入れてる方が何人も居ました。
生まれた子を触らず移動出来るし、カビた卵を移動させやすく、良いアイディアだと思いました。
というのも、ベビーは警戒心が強く臆病で、ちょっとした事で尻尾を切り落としてしまう子も居るからです。
いずれにしろ、蓋はある程度しないと乾燥しすぎてしまうので、蓋は必ず作りましょう。

卵の管理(土)

産卵箱と同じく、土?は、以下のどれでも良いようです。

  • バーミキュライト
  • 赤玉(小)
  • パーライト
  • 水ゴケ(土じゃないけど、コレでも良し)
  • 上記を混ぜたオリジナル
  • キッチンペーパー
  • ハッチライト(アメリカ製、孵化用専用土)
ハッチライトは(既に水分を含んでいる為)楽ですが、高いです。
基本、卵の保存中に水分を足さない、とありますが、足す方も居るので、環境次第、という所でしょうか。
その点で言えば、赤玉であれば、乾燥したら色が変わってすぐ判るので、良いかもしれません。
容器に2~3cmほど土を入れ、水をかけてよく吸収させた後、手で押さえて斜めにし、余分な水を切ります。
この「余分な水」というのは、どの程度なのか・・・数値化したデータが見つからないので、試すしか無いですね。
その後、卵が転がらない程度に埋めて保管します。

卵の管理(温度)

レオパは卵の管理温度によって、性別が決まります。これに異論がある人は居ません。

卵の管理(湿度)

蓋に水滴がつく位(ほぼ100%)湿度が高いと、腐ってしまう確立が多くなります。

程よい湿度70~80%が良く、目安は、壁面に水滴がつくか、つかないか位。ただし、外気温との差が激しければ、湿度が低くともつきます。

蓋に水滴がつく場合、卵に直接かからないよう、カバーをしておかないと駄目になってしまうので、要注意です。(卵が、余分な水分を吸収してしまう為)

孵化

時期が来ると、頭から出てきます。
頭を出してから身体を出すまで、数分~半日掛かります。
焦らず見守ってあげましょう。
ただ、数分~半日以上経っても身体が出てこない場合、手伝ってあげた方が良いかもしれません。自己判断でお願いします。
また、たまにヨークサック(へその緒と胎盤)がついたまま、生まれてきます。
その場合、早急に清潔な場所に移動させてあげましょう。
よく聞くのは、プリンカップ(もちろん空気穴空け済み)に湿らしたキッチンペーパーを入れ、その中に入れてあげる方法。
温度は28~31℃管理で置いておけば、時間と共に体内に吸収されるようです。

余談ですが、うちの子の1人のおヘソ?が、すごくゆがんでいる子が居ます。
調べようも無いのですが、もしや、↑この状態で生まれたのかな?なんて思ってます。

孵化後

孵化直後のベビーは警戒心が強く臆病です。
気をつけて孵化器から、ケージへ移動させましょう。孵化後数日~1週間まで、何も食べません。

初脱皮か、初フンをしたら、餌を食べる合図。
レオパベビーは、コオロギMからいけます。その子の頭の大きさより、若干小さければ大丈夫なので、サイズを選んであげましょう。
食べられるサイズが無かった場合、足や羽、頭や胴を切り、適度なサイズにして与えても大丈夫です。
ただし、食べるからと言って、頭と同サイズ以上の餌を与えると、消化不良や、腸閉塞になって落ちてしまうので、加減してあげて下さい。
食べるだけ与えて問題は無く、食べただけ早く大きくなります。食べない場合は、数匹置き餌をして様子を見て下さい。
最初からピンセットに慣れない子も多いですが、小さい頃から人影やピンセットに慣れていた方が、人馴れします。

温度

朝晩、30~33℃管理した方が、調子が良いようです。黒化を防ぐ事にも繋がりますので、30℃を切らないようにしましょう。

湿度

水入れの他、朝晩の霧吹きをした方が、レオパベビーに良いようです。
脱皮回数も多いので、湿度高めを心がけましょう。

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